WATARI-UM  
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現代アートは、『今をどう生きるか』という問いから始まります。
かつて、現実生活からのがれて、山で一人籠って制作した絵画を鑑賞する時代と、厳しい毎日に追われている現代人が作品に感動する時代とは、明らかに違うものになっています。

ワタリウム美術館は、展覧会に関係した講演会やワークショップだけでなくテーマ別の研究会、講演会、ワークショップを年間で行っていきます。他分野の専門家たちから多くの幅広い知識と考え方を学んでいきながら、新たな現代アートとの接点を探ります。
2001-20022002-20032003-20042004200520062007  2008  2009  2011  2012
庭園倶楽部
mutsuuji

この研究会の視点は、時代と共に移り変わると庭の思想と形成との関係を通し、その背景にある日本のあり様を検証していきます。多くのスライド上映を通じて、2000年にわたる日本の庭園を学びます。日本の庭園と風景の多様で多面的なおもしろさを学び、また実地に見て体験する2013年にしたいと思います。

2013年度 庭園倶楽部 会員募集

講師:進士五十八
(造園家、東京農業大学名誉教授)
受講者テキスト:進士五十八著『日本の庭園・造景の技とこころ』(中公新書)

2013年3月〜11月 
毎月第3金曜日 19:00〜21:00
講演全5回 + 研修旅行
一日庭園見学(講師=小沢朝江・重森千ヨ)

<今年の活動のねらい>
3月:桂離宮や御所の庭を現地で体験(研修旅行) 
4月:東日本の浄土の庭をならべてみる 
5月:名園・桂離宮を用と美、知情意で多面的にみる  + 小沢朝江先生 (一日見学) 
6月:大名庭園の共通性と差異性を比較庭園論でみる
7月:月の桂の庭、大自然の造型と庭の造形をみる 
9月:月の桂の庭ほか、山口・広島の現地を歩く(研修旅行) 
10月:農の庭・柳沢吉保の三富新田開発計画を歩き食べる(一日見学)+ 重森千ヨ先生(一日見学)  

11月:江戸の川向う、百花園と向島へのひろがりを語る

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◎3月21日(木)・22日(金 庭園研修旅行 宮廷庭園を学ぶ 桂離宮  

講師:進士五十八

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4月19日(金)〈仏の庭・毛越寺庭園など〉 東日本の極楽浄土

奥州平泉の毛越寺、観自在王院、いわきの白水阿弥陀堂、金沢の称名寺など。毛越寺などが世界文化遺産に指定された理由は「浄土の世界」。現世に平和な極楽浄土を実現しようとした政治のリーダーが実在したということ。重要なことは、その具体的な空間や景観の構造と、そのデザインの奥に、日本人の自然観や心の底からやさしくなれる環境のかたちがあることを、しっかりと学びたいものである。

講師:進士五十八


2 5月17日(金)〈月の庭・桂離宮庭園〉 源氏物語の面影の景

W・グロピウスは「桂離宮では、精神が物質に打ち勝っている」と言い、その「時を超えた近代性」に驚嘆している。悲運な父子の深い教養や思いと遠州の造園術がつくりあげた桂山荘。瓜畑のかろき茶屋にはじまる八条宮智仁、智忠親王の2代の宮家のミクロコスモスは、日本を代表する名園として世界に知られる。眺望第一の景観地、物語世界の意匠、茶屋建築群と造園の調和、桂川氾濫対策など庭園デザインのすべてがここにある。

講師:進士五十八

3 6月21日(金)〈詩歌の庭・小石川後楽園と六義園〉 漢詩と和歌の世界

剛と柔。儒教精神を尊ぶ水戸光圀。和歌の雅に遊ぶ柳沢吉保。それは漢詩漢文と和歌ひらがなの対比でもある。同じ江戸の大名庭園でありながら、庭園デザインの手法も技法も、建物や場所の呼称も正反対。日本庭園はみな同じ、というひとは"くらべてみる"とよい。庭は自然が基本だが、それを生かすのも結局は人間。思想は詩歌に、それが庭園のかたちになる。思想の"見える化"が、造園術である。


講師:進士五十八

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7月19日(金)〈石の庭・月の桂の庭など〉 日本庭園の自然学習性

石の上に石を重ねたり、のせたり。庭師のタブーといわれる重ね石技法による珍しい枯山水。正徳年間、江戸中期の封建体制の真只中で、常識破りの造形が何故なされたのか。山口県防府、右田毛利家老の桂家の小さな庭。しかし背後は、右田ヶ岳、花崗岩特有の地質景観が広がる中国山地。そこには「自然学習性」の証拠がある。庭のかたちの根っこにあるものを考えてみよう。

講師:進士五十八

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★庭園見学 9月14日(土)・15日(日)
庭園研修旅行 月の桂の庭 予定


講師:進士五十八

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★1日庭園見学 10月26日(土)
一日庭園見学 柳沢吉保の三富新田 予定

講師:進士五十八

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11月22日(金) 〈花の庭・墨堤の桜と百花園〉 江戸下町の花と庭の文化

4代家綱以来、墨堤に桜が植えられた。また佐原菊塢の新梅屋敷は、やがて江戸の文人のアウトドア サロンに、その知恵が紡がれて江戸の園芸や文芸文化のセンターに。こうして「春夏秋冬花不断」「東西南北客争来」の向島百花園のみならず、向島七福神巡りと言問団子、長命寺の桜餅などで賑わう川向う行楽地、大店の寮や隠居屋敷が連なる田園リゾートができる。大名庭園と対極の町人たちの草のにわである。

講師:進士五十八

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★1日庭園見学 5月25日(土)

講師:小沢朝江  見学地:都内近郊(予定
東海大学工学部建築学科教授。日本建築史。 著書に『明治の皇室建築 — 国家が求めた〈和風〉像』(吉川弘文館)、『日本住居史』(共著、吉川弘文館)、『名城シリーズ 二条城』(共著、学習研究社)、『建築史の回り舞台』(共著、彰国社)など


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★1日庭園見学 10月5日(土)


講師:重森千ヨ しげもりちさを 見学地:安田庭園 (予定)
重森庭園設計研究室代表。主な作品に、京都松尾大社瑞翔殿庭園、和歌山県長保寺庭園、重森三玲記念館庭園など。 著書に、「京の庭(CD)」(共著、デジタローグ社)、「Microsoft Encarta 百科事典《日本庭園の項》」共著(Microsoft)、「京の庭」単著 (ウエッジ) など。

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会費
■入会金/5,000円
(ワタリウム美術館サポート会員の方、庭園倶楽部ご継続の方は無料。ワタリウム美術館アートパス会員の方は4000円)
■会費   19,000円   講演会5回 [旅行+一日庭園見学経費別途]
 振込先  三井住友銀行 青山支店(普)普通口座 No.1621750 庭園倶楽部


お問合せ・お申込先
■ワタリウム美術館
 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-7-6
 Tel:03-3402-3001 Fax:03-3405-7714
 email:official@watarium.co.jp



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