lectures / workshop
現代アートは、『今をどう生きるか』という問いから始まります。
かつて、現実生活からのがれて、山で一人籠って制作した絵画を鑑賞する時代と、厳しい毎日に追われている現代人が作品に感動する時代とは、明らかに違うものになっています。

ワタリウム美術館は、展覧会に関係した講演会やワークショップだけでなくテーマ別の研究会、講演会、ワークショップを年間で行っていきます。他分野の専門家たちから多くの幅広い知識と考え方を学んでいきながら、新たな現代アートとの接点を探ります。
2001-20022002-20032003-20042004200520062007
庭園倶楽部
この研究会の視点は、時代と共に移り変わる住まいと庭の関係を通し、その背景にある日本のあり様を検証していきます。多くのスライド上映を通じて、2000年にわたる日本の庭園美学を勉強する集まりです。

2008

新・庭園倶楽部

日本の住まいと庭園の移り変わりを一年間にわたって通観します。住まいの平面や使い方、空間を演出する座敷飾や障壁画など「内」への視点と、住まいから眺める庭、建築と合わせて選ぶ庭、建物へのアプローチとしての庭など「外」への視点。
分野が異なる2人の研究者がそれぞれの視点から語り、住まいと庭園の空間美学を多面的に探る興味深い研究会です。

序
2008年5月17日(土)

プレ講演 御招待回
21世紀は「農」の時代
いまなぜ「農」か。都市の農村化。人間と自然のつきあい方を教えます。「農」がもっている大地性や人間性をトータルに回復することが地球環境問題解決の切り札となる。

講師=進士五十八(しんじ いそや)
東京農業大学教授

第一回

2008年
6月27日(金)


文学と日本の住まい
講師:小沢朝江
住宅という身近な建築の姿は、古くから和歌や物語など文学に表されてきました。そこには、
現実のかたちだけではなく、当時の人々が抱いてきた住まいの理想の姿を垣間みることができます。
古代から近世へ、住宅の姿と住宅観の変化を、文学の情景を通して考えます。

講師=小沢朝江


★一日庭園見学  


2008年7月12日(土)

三渓園(予定)

講師=小沢朝江

第二回

2008年7月25日金)

日本庭園と西洋庭園

日本庭園は自然の美しさを縮景したり、蓬莱神仙の世界のように、憧れの自然風景観を庭園の中に表現しながら作られてきました。それと比較して、西洋庭園は自然とは人の造り出すものという、日本庭園とは全く異なった考え方によって作られています。これらの考え方や表現方法の違いなどに言及

講師=重森千青


★一日庭園見学 

2008年9月13日(土)

六義園、古河庭園(予定)


講師=重森千青

第三回
2008年9月26日(金)

床の間
近世には、書院造の成立とともに、部屋の機能や用途を表現する規範が厳密に定められ、
建物全体も「表」と「奥」という2つのエリアに明確に分けられました。
住まいと庭との関わりの変化を建物の配置から考えます。

講師=小沢朝江

旅行
2008年10月18日(土)・19 (日)


庭園研修旅行

講師=重森千青

第四回
2008年10月24日(金)

竹垣のこと

庭園と竹垣は、お互い密接な関係にあるといえます。遮蔽用として作ったり、区切りとして作ったりなど、竹を使って様々な意匠の竹垣が作られています。
それらの竹垣の起こり、用途、どのような竹垣があるのかなど、竹垣の全貌に迫ってみたいと思います。

講師=重森千青

第五回

2008年11月7日(金)

茶の空間

講師:小沢朝江
茶室は、茶の湯のための専用の建物であり、その思想を具現化した空間です。亭主と客が俗を捨てて
向かい合うにふさわしい空間が、寸法・意匠・材料など様々な要素によって演出されました。
この極小空間の特徴を、茶匠の思想と意匠の両面からみてゆきます。

講師=小沢朝江


★一日庭園見学 


2008年
12月13日(土)


東京国立博物館茶室、朝倉彫塑館(予定)

講師=小沢朝江

第六回


2009年1月23日(金)

露地の作法

露地は、従来の庭園のようにただ鑑賞するための庭園ではありません。
その空間の中には茶事を行うための様々な工夫がなされていて、それぞれ使い方があります。
その露地における設えと使い方について解説してまいります。

講師=重森千青

  新・「庭園倶楽部2007」会員募集

参加ご希望の方は、申込書に必要事項をご記入の上郵送、e-mailまたはFAX03-3405-7714にてお申込下さい。なお、同時に、会費を下記の口座にお振込み下さい。
定員になり次第、締め切らせて頂きます。


特典 ■いろいろなニュース、ワタリウム美術館のインフォメーションすべてお送りします。
■ 研修旅行に参加できます。(割引待遇)
会費 ■入会金 ¥5,000
[ワタリウム美術館サポート会員の方、庭園倶楽部ご継続会員の方は無料。ワタリウム美術館一般会員、クマグスの森を知る2007会員は半額。]
■参加費 ¥14,000  講演会6回+プレ講演1回  [旅行+一日庭園見学経費別途]
■振込先  三井住友銀行 青山支店 普通口座 No.1621750 庭園倶楽部
お問合せ・お申込先 ■ ワタリウム美術館
 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-7-6
 Tel.03−3402−3001 Fax.03−3405−7714
  email:official@watarium.co.jp

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