この研究会の視点は、時代と共に移り変わる住まいと庭の関係を通し、その背景にある日本のあり様を検証していきます。多くのスライド上映を通じて、2000年にわたる日本の庭園美学を勉強する集まりです。 庭園を通じ大気へと通なる空間美学をまなぶ 日本の住まいと庭園の移り変わりを5回にわたって通観します。 住まいの平面や使い方、空間を演出する座敷飾や障壁画など「内」への視点と、住まいから眺める庭、建物と合わせて遊ぶ庭、建物へのアプローチとしての庭など「外」への視点。分野が異なる2人の研究者がそれぞれの視点から語り、住まいと庭園の空間美学を多面的に探ります。 4/15/2005〜11/2005 金曜日19時 ※変更があった場合、早めにご連絡いたします。 講師:小沢朝江(おざわ あさえ) 重森千青(しげもりちさを) |
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2005年4月15日(fri) 19:00〜 ■庭造りの映画とお話 重森三玲 「変貌 庭を作る」 重森三玲の作庭を中心とした昭和40年代の貴重な映像から、 庭園研究者・作庭家としての業績や側面を見つめていきます。 講師=重森千青 |
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2005年5月13日(fri) 19:00〜 ■日本の住まい 住まいの形や使い方が変われば、庭との関わりも変わります。古代から中世へ、住まいの内部空間がどう変化し、空間の性格や使う人の身分がどのように表現されたのかを見てゆきます。 講師=小沢朝江 |
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2005年6月24日(fri) 19:00〜 ■日本庭園成立から熟成へ 日本庭園の原初形態から現在にいたるまでの変遷も見つめていきます。 池泉庭園、枯山水庭園、茶庭と、その時代の要請によって様々に変化をし、そして現在における外部空間構成としての役割まで、歴史的な経緯を交えながら見つめて参ります。 講師=重森千青 |
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2005年7月15日(fri) 19:00〜 ■飾る 建築の内部空間は、機能や用途に対応するため、様々な調度によってしつらえ、また座敷飾りや障壁画によって部屋の性格が視覚的に表現されました。建築は、柱や壁、天井で構成されているだけでなく、「飾る」ことによって完成すると言えます 。日本の住まいの室礼を多角的に見ていきます。 講師=小沢朝江 |
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2005年9月9日(fri) 19:00〜 ■石の意味 日本庭園には必ず石が使われます。それは池庭、枯山水、茶庭にいたるまで、様々な日本庭園の形態に関わっていく、大変重要な要素であります。それらがどのような意味を持ち、使われ方をしてきたのか、石を中心に日本庭園を見つめていきます。 講師=重森千青 |
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2005年10月22日(sat)〜10月23日(sun) ■奈良庭園研修旅行 22日―講師重森 京都―正伝寺、円通寺、東福寺本坊など、 23日―講師小沢 京都〜兵庫 妙喜庵、水無瀬神宮、円教寺、浄土寺など |
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2005年11月11日(fri) 19:00〜 ■茶室と露地 日本庭園の歴史は、大陸からの宗教観や思想、自然観などに基づいて作庭されてきましたが、近世になって完成・確立された茶湯によって、初めて日本固有の外部空間が完成されたといえます。この近世以降に発達し、現在に至るまで大きな影響力を持った建物と外部空間について、建築と庭園の立場から同時に考察してゆきます。 講師=小沢朝江、重森千青 |
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新・「庭園倶楽部2005」会員募集 参加ご希望の方は、申込書に必要事項をご記入の上郵送、e-mailまたはFAX03-3405-7714にてお申込下さい。なお、同時に、会費を下記の口座にお振込み下さい。 定員になり次第、締め切らせて頂きます。 ■いろいろなニュース、ワタリウム美術館のインフォメーションすべてお送りします。 ■ 研修旅行に参加できます。(割引待遇) |
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■入会金 ¥5,000 [ワタリウム美術館サポート会員の方、庭園倶楽部ご継続会員の方は無料。ワタリウム美術館一般会員、岡倉天心・研究会2005会員の方は半額。] ■参加費 ¥12,000 講演会5回+招待1回+旅行 [旅行経費別途] ■振込先 三井住友銀行 青山支店 普通口座 No.1621750 庭園倶楽部 |
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■ ワタリウム美術館 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-7-6 Tel.03−3402−3001 Fax.03−3405−7714 email:official@watarium.co.jp |
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