未来の教育のために実際にお子さんを持つ両親や教育の現場に立っている人たちに向けた会です。世界における幅広い分野にわたる幼児教育者たちが、幼児教育の可能性を示唆します。 子どもたちの未来研究会 2005 全6回 目先の利害だけしか見ない大人たちに、挟まれ、子どもたちの大きな夢は、消えゆこうとしています。怖い事件が簡単に起きるこの頃、大切なこと、見えないものが見えること、本質的なことなどを、学ぶというより、そんな温かい気化器に巡り逢うよう、素晴らしい幼児教育のベテランの講師たちを中心とした「子どもたちの未来・研究会」で、いろいろな対話をしながら、大人から始めたく思います。古いと思われるかもしれませんが、昔、論語を親から教わったように、現在も、親は、子どものリーダーであり、哲学者であるべき、そんな研究会です。 |
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2005年4月30日(sat) 19:00〜21:00 ■子どもの言葉はどこに消えた? 私は小学校教員を経て、1987年児童書を出版致しました。それから2年後、当時夫の転勤で住んでおりました埼玉県の吉川町(現在は市)で完成したばかりの児童館ワンダーランドの館長(非常勤)に就任致しました。 それからの11年間、自らも子育てをし、児童書を書き、児童館の館長としてたくさんの子どもたちを見てきました。11年間の間に児童書は売り上げ部数を減らし続け、ゲーム機が全盛期を迎えました。そして、今、子どもたちの信じられないような犯罪が多く起きるような時代になりました。子どもたちが言葉を失い始めた頃から、現在に至る子どもたちの状況をお話しさせて頂くとともに、家族の大切さを私自身の生い立ちとも合わせてお話できればと思っております。 講師=上條さなえ 1950年東京に生まれる。小学校教員を経て、埼玉県吉川市立児童館ワンダーランドの館長を11年間勤める。1987年児童書を出版。現在に至る。2002年埼玉県教育委員に就任。 |
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2005年7月23(sat) 19:00〜21:00 ■子どもの想像力を開く ―アートの教育 今、子どもたちの教育にとって最も必要なのはアートの教育ではないのか。アメリカの教育哲学者である、マキシン・グリーンの思想を紹介しつつ、現代におけるアートの教育意義と可能性を探る。 講師=佐藤 学 1951年生まれ。現在、東京大学大学院教育学研究科教授。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。三重大学助教授などを経て現職。著書に、『米国カリキュラム改造史研究』『教育改革をデザインする』など多数。 |
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2005年9月10日(sat) 19:00〜21:00 ■欧米の教育について 欧米で子どもを育てた経験から、学校のあり方、教師の姿勢、PTA活動、父母の関わり、英語教育、ボランティアなどから、欧米の教育に貫くものを考えたい。 講師=多賀 幹子 お茶の水女子大学文教育学部卒業。ニューヨークに5年、イギリスに6年ほど生活。元お茶の水女子大学非常勤講師。女性・教育・異文化などが専門。著書は、『追いつめられた子どもたち』『その名はアメリカ大統領夫人』『中学合格はママにあり』『ダイアナ死して、英国は蘇る』『アフタヌーンティーはコーヒーで。』『ソニーな女たち』など。 |
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2005年11月26日(sat) 19:00〜21:00 ■アドルフ・ライヒヴァインのメディア教育学 ―ナチズム下の「美的」抵抗 ライヒヴァイン(1898-1944)はナチスによって教育大学の教授の職を追われた後、ベルリン近郊の農村の小学校の教師になりました。彼はそこで映画と作業を組み合わせたユニークな実践を展開しましたが、ヒトラー暗殺計画に加わって逮捕されドイツの敗戦直前に処刑されます。彼の実践は、ナチスのプロパガンダに対する、「美」と「メディア」を拠り所にしたレジスタンスでもありました。教育の場面でプロパガンダに対する抵抗がどのように可能になっていたのかを、ライヒヴァインの実践報告に即して考えます。 講師=今井康夫 1955年生まれ。広島大学大学院教育学研究科博士課程修了。現在、東京大学大学院教育学研究科助教授。 |
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※他の2回の講演会の詳細は追ってお知らせします。 | |
■「子どもたちの未来・研究会」会員には、期間中、ワタリウム美術館の展覧会はフリーで御覧頂けます。 ■いろいろなニュース、ワタリウム美術館のインフォメーションをお送りします。 ■有効期限:2006年3月末 |
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■入会金/3,000円(初回のみ) ■参加費/年間12,000円(全6回通し) ■振込先 三井住友銀行 青山支店(普)1033281(名)ワタリウム美術館 |
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■ ワタリウム美術館「子どもたちの未来・研究会」事務局 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-7-6 Tel.03−3402−3001 Fax.03−3405−7714 email:official@watarium.co.jp |
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