この研究会の視点は、時代と共に移り変わる住まいと庭の関係を通し、その背景にある日本のあり様を検証していきます。多くのスライド上映を通じて、2000年にわたる日本の庭園美学を勉強する集まりです。 庭園を通じ大気へと通なる空間美学をまなぶ 庭園倶楽部の視点は、時代によって変化する住まいと庭の関係にあります。能阿弥の著作『君台観左右張記』を第一の美意識に、同じ頃の村田殊光「月は雲まのなきはいやにて候」を第二の美意識に、江戸初期・小堀遠州の「きれいさび」を第三の美意識におきました。その視点から多数のスライド映写を通して、日本庭園の美を勉強する集まりです。庭園見学旅行を含む10回コース。毎月1回、金曜午後7時より。 4/19/2003〜4/18/2004金曜日19時 ※変更があった場合、早めにご連絡いたします。 講師:稲次敏郎(いなじとしろう) 1924年 京都生まれ。 1947年 東京美術学校図案科卒業。 1988年 「建屋と庭園に関する研究」で日本デザイン学会賞受賞。 1995年 「建屋と庭園の関係研究」で勝見勝賞受賞。 2002年 勲三等端宝賞叙勲 現在東京芸術大学名誉教授、宝塚造形芸術大学名誉教授・理事 専攻=環境デザイン |
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2004年5月29日(sat) 19:00〜 ■ 「満月」と「雲間の月」の美意識と、草庵・数寄屋の違い 数寄屋に至る過程として、書院座敷の美意識から、茶の湯の言葉をたどりながら、 千利休の「わび」の美意識を垣間見ます。 講師=稲次敏郎 |
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2004年6月11日(fri) 19:00〜 ■寝殿造から書院造へ 住まいの形や使い方が変われば、庭との関わりも変わります。古代から中世へ、住まいの内部空間がどう変化し、空間の性格や使う人の身分がどのように表現されたのかを見てゆきます。 講師=小沢朝江 |
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2004年6月24日(fri) 19:00〜 ■池泉から枯山水庭園の成立へ この承では、池泉庭園と枯山水庭園という、日本庭園の根幹をなす意匠形態の発祥から発達に至るまでのお話しを致します。併せて、日本庭園の起源からの意匠変遷も見ていく事によって、いかに宗教や思想的な背景をもとにしながら自然と共に、日本固有の外部空間が構成されていったかを探ってみます。 講師=重森千青 |
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2004年8月6日(fri) 19:00〜 ■書院造と数寄屋造 近世には2つの住宅様式が成立しました。「格」の表現を重視する書院造、「遊び」の場として軽妙で自由な意匠を用いる数寄屋造。その空間表現の違いや背景を探ります。 講師=小沢朝江 |
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2004年8月28日(sat)〜8月29日(sun) ■京都・奈良庭園研修旅行 京都―南禅寺、南禅院、天授庵、重森三玲邸、満月寺(琵琶湖)建仁寺、無鄰庵 奈良―唐招提寺、薬師寺、秋篠寺 講師=稲次敏郎 |
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2004年10月1日(fri) 19:00〜 ■観賞の庭、遊びの庭 日本庭園は時代背景を基に建物の意匠変遷と共に、様式が分類されて確立されていきましたが、ここではその庭園の様式を分けながら、鑑賞や接し方についての変遷を見ていきます。 講師=重森千青 |
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2004年11月5日(fri) 19:00〜 ■茶室と露地 日本庭園の歴史は、大陸からの宗教観や思想、自然観などに基づいて作庭されてきましたが、近世になって完成・確立された茶湯によって、初めて日本固有の外部空間が完成されたといえます。この近世以降に発達し、現在に至るまで大きな影響力を持った建物と外部空間について、建築と庭園の立場から同時に考察してゆきます。 講師=小沢朝江、重森千青 |
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新・「庭園倶楽部2004」会員募集 参加ご希望の方は、申込書に必要事項をご記入の上郵送、e-mailまたはFAX03-3405-7714にてお申込下さい。なお、同時に、会費を下記の口座にお振込み下さい。 定員になり次第、締め切らせて頂きます。 ■いろいろなニュース、ワタリウム美術館のインフォメーションすべてお送りします。 ■ 研修旅行に参加できます。(割引待遇) |
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■入会金 ¥5,000 [ワタリウム美術館サポート会員の方、庭園倶楽部ご継続会員の方は無料。ワタリウム美術館一般会員、岡倉天心・研究会2004会員の方は半額。] ■参加費 ¥ 10,000 講演会5回+招待1回+旅行 [旅行経費別途] ■振込先 三井住友銀行 青山支店 普通口座 No.1621750 庭園倶楽部 |
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■ ワタリウム美術館 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-7-6 Tel.03−3402−3001 Fax.03−3405−7714 email:official@watarium.co.jp |
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