to the Living Room
1998年9月5日(土)〜1999年1月31日(日)
ブランコが吊り下げられた部屋、コミックが並び、カクテルが用意された部屋
観客は地図を片手に作家が住むアパートへ

GUIDE NOTE / ENGLISH
ガイドノート JAPANESE

6人のアーティストたちが結集、それぞれのリビングルームをつくります。彼らが作品のために選んだ素材は、絵の具でもハイテク機器でもなく、日常の行為そのもの。アートが鑑賞するものから、考え方をあらわすものへと変わったこの世紀が終わり、アートの次世代を迎えようとしているいま、「日常の行為をアートに変えていく!!」ことを提案します。
日常の「飲む」「漫画を読む」「テレビを見る」「居間でくつろぐ」「写真を撮る」「友人の家を訪ねる」といったごくふつうの、ささいな行為がアートにつながる可能性をもつ。個人の価値観や心の変化が社会を変えていくことに繋がっていきます。この展覧会に参加する作家たちが見せてくれるリビングルームを訪ねていくことで、どんよりと重たく、何があってもあっても日常は変わっていかないと思いがちな私たちにハッと新しい可能性を見せてくれるはずだ。

ARTISTS

Fabrice Hyber
ファブリス・イベール
(France)

Christine Hill
クリスティーヌ・ヒル
(U.S./Germany)

Cai Guo Qiang
蔡國強
(China/U.S.)

Navin Production Co., Ltd.
有限会社ナウィン・プロダクション(Thailand)

Kaoru Arima
有馬かおる
(Japan)

Hatsue Muraki
村木初江
(Japan)

会場   ワタリウム美術館2,3,4階、アパート
会期   1998年9月5日(土)〜1999年1月31日(日)
休館日  月曜日 
11月23日(月)および12月中の毎月
     曜日は開館 年末年始は12月31日(木)
    〜1月6日(水)まで休館

開館時間 11:00-19:00(水曜日は21:00まで開館) 
     1999年1月19日(火)は17時で閉館
参加料  ドリンク、コミックブック付き 大人1000円
    (学生800円)
     会期中何度でも入館できるパスポート制
後援   フランス大使館、アメリカ大使館、
     東京ドイツ文化センター
協賛   資生堂、トヨタ自動車、
     AFAA(フランス文化省)
協力   エイゲン+アート、P-house 、
     金沢美術工芸大学

ナウィン・ラワンチャイクン
マイ・ペン・ライ東京1998


Christine Hill

Cai Guo Ojang
Navin Production
Co.,Ltd

Kaoru Arima

Hatsue Muraki


ワタリウム美術館
東京都渋谷区神宮前3−7−6 150-0001
TEL 03-3402-3001 FAX 03-3405-7714
URL http://www.watarium. co.jp/

ファブリス・イベール
(フランス)
1961年フランス・リュッソン生まれ。現在パリ在住。1997年のベニス・ビエンナーレでは、フランス館をテレビ局に仕立てた作品を発表し金獅子大賞を受ける。突起物のついたブランコや、マシュマロ・マンのぬいぐるみを着たパフォーマンスなどその作品は実に多彩で、最近は「100のプロトタイプ」と題した家庭商品を発表している。

クリスティーヌ・ヒル
(アメリカ/ドイツ)
ドイツ・カッセルで開催されたドクメンタ10で東ドイツの古着屋を週末開店させた作品「フォルクス・ブティーク」(われらの服屋)を発表し話題を呼ぶ。1968年ニューヨーク生まれ。91年にメリーランド・インスティテュート・カレッジ・オブ・アメリカを卒業しベルリンに移る。ギャラリー空間にマッサージ師を取り入れた作品、テーブル一台をはさんで観客と話をする「オフィス・プロジェクト」など独特の活動を続けている。現在NYのPS1の招聘によりNYで制作中。今回「東京ニュースキャスター」を演じる新作を発表予定。

有限会社ナウィン・
プロダクション(タイ)
この会社の主幹であるナウィン・ラワンチャイクンは1971年タイ・チェンマイで生まれている。95年からバンコクの交通渋滞を利用し、タクシーをギャラリーにしたプロジェクトで話題となる。今回の展覧会のため10巻のストーリー・コミックをタイで出版。オリジナルのカクテルが用意されたバーの制作、タイ特有の手押し車で行商する企画などを予定。
1998年9月5日〜1999年1月31日
to
the
Living
Room
ブランコが吊り下げられた部屋、
コミックが並び、カクテルが用意された部屋
観客は地図を片手に作家が住むアパートへ
●シンポジウム
9月4日(金)16:00〜18:00
 参加者:ファブリス・イベール、クリスティーヌ・ヒル、
     ナウィン・ラワンチャイクン、有馬かおる、村木初江
 司会 :和多利浩一
参加費:2000円
●ワークショップ
ゴースト・カクテルを作ってみよう!!
9月5日(土)、6日(日)
 各回とも17:00〜19:00
 講師 :ナウィン・ラワンチャイクン
 参加費:1500円(入館料1000円+材料費500円)
●関係講演会
8月29日(土)19:00〜21:00
 講演者:ファブリス・イベール
 参加費: 3000円
11月26日(木)19:00〜21:00
 講演者:蔡國強
 参加費:3000円1998年9月5日(土)〜1999年1月31日(日)
蔡國強
(中国/アメリカ)
1995年日本からNYへ活動の拠点を移し、グッゲンハイム、クイーンズ美術館をはじめ、ベニス、南アフリカ、イスタンブールといったビエンナーレに招待される。
1957年中国福建省生まれ。火薬、漢方、風水などの中国の伝統的な文化を現代美術へと自然に取り入れている。

有馬かおる
1969年生まれ。96年名古屋、犬山で「アートドラッグセンター」を開設。ワタリウム美術館には地図と鍵とペンライトだけが用意されていて、観客は自分で作家の住むアパートをさがしあてなければならない。作家が待っている部屋には…

村木初江
1978年東京生まれ。ピンクのカーテンで仕切られた試着室に写真を敷き詰めたインスタレーションを発表して話題を呼ぶ。写真と同時にファッションブランドも手がけている19歳の村木の新作は、劇場のようなインスタレーションを予定。
Organizer:
 WATARI-UM
 The Watari Museum of Contemporary Art3-7-6,Jingumae  Shibuya-ku Tokyo 150-0001 Japan
 Tel 03-3402-3001  Fax 03-3405-7714
 URL:http://www.watarium.co.jp
Venue:
 WATARI-UM(2nd,3rd,and4th floor)apartments
Dates:
 September5(sat)1998-January31(sun)1999 on every Monday except for Nov.23(mon)
 and for December from Dec.31(thu)toJan.6(wed)
Hours:
 11:00-19:00(to 21:00 on Wednesdays)
 *to 17:00 on Jan.19(tue)
Admission fee:
 Adult 1,000yen Students 800yen
 (with one drink and a comic book)
 *ticket valid throughout the exhibition
Artists:
 Fabrice Hybert(France)
 Christine Hill(U.S/Germany)
 Cai Guo Oiang(China/U.S)
 Navin Production Co.,Ltd(Thailand)
 Kaoru Arima(Japan)
 Hatsue Muraki(Japan)
Logistic Support:
 Embassy of France
 American Embassy
 Goethe-institut Tokyo
 Embassy of Thhailand
Sponsor:
 Shiseido Co.,Ltd
 Toyota Motor Corporation
 AFAA
Special Assistance:
 Kanazawa College of Art
Cooperation:
 EIGEN+ART,P-house