lectures / workshop
現代アートは、『今をどう生きるか』という問いから始まります。
かつて、現実生活からのがれて、山で一人籠って制作した絵画を鑑賞する時代と、厳しい毎日に追われている現代人が作品に感動する時代とは、明らかに違うものになっています。

ワタリウム美術館は、展覧会に関係した講演会やワークショップだけでなくテーマ別の研究会、講演会、ワークショップを年間で行っていきます。他分野の専門家たちから多くの幅広い知識と考え方を学んでいきながら、新たな現代アートとの接点を探ります。
2001-20022002-20032003-20042005
子どもたちの未来研究会
未来の教育のために実際にお子さんを持つ両親や教育の現場に立っている人たちに向けた会です。世界における幅広い分野にわたる幼児教育者たちが、幼児教育の可能性を示唆します。

2003-2004

ウィークエンド2003〜2004
世界の哲学者から、幼児教育のメッセージ。


世界の哲学者から、幼児教育のメッセージ。
隔月一回(合計6回)土曜日19:00〜21:00

講演会
2003年9月20日(sat) 19:00〜21:00

■野村誠が子どもたちと最近
おこなったことなど野村誠の自己紹介として、作曲作品、様々な活動を少し説明。野村誠が子どもたちとの共同作業で作った音楽作品を、映像、録音などで可能な限り紹介。質疑応答、ディスカッションなどをしながら、いろいろな方向に話を脱線させていきたい。

講師=野村誠
1968年名古屋生まれ。8歳の頃、自発的に作曲を始める。CDブック「路上日記」、CD「Intermezzo」「せみ」などがある。2003年、アサヒビール芸術賞、1996年JCC ART AWARDSなどを受賞し、国内外て幅広い活動を行っている。京都女子大学児童学科講師。

 
2003年11月18日(sat) 19:00〜21:00

■絵を描く生活”をつくりだす中で
子どもが生まれて初めて絵を描いたとき、その表情は言葉につくせないほど喜びに満ちている。むやみに手を動かし、偶然紙に跡がついたに過ぎないのだが、目を輝かせ何枚も描き続ける。
「絵を描かせる」ことに夢中になっていた私は、この“描く喜び”を押しつぶしていった。子ども自らが「絵を描く」には、保育園の生活すべてを見直さなければならないことに気付いた。

講師=鈴木壽子
4年間企業でプログラマーとして働いたのち、東京北区の社会福祉法人神谷保育園で、28年間保育をする。現在充電中。

 
2004年1月24日(sat) 19:00〜21:00

■フォルメンを描く −線が生み出す生き生きとした「かたち」−
フォルメン線描とは文字通りにとれば「さまざまなかたち(フォルム)を描くこと」ですが、「かたち」ではなく「描くこと」を強調したいのです。線でかたちを描く、その単純な行為に浸るうちに、人間の内なる動きと線描が結びつき、互いに作用しあいつつ、新しいかたちが生み出されていく。そこに宿る動きと呼吸のリズムは、すべての芸術活動の基礎となるのです。

講師=石川恒夫
1962年東京生まれ。早稲田大学大学院修了。現在、前橋工科大学助教授。博士(工学)。建築論、建築設計、建築生物学。著訳書に『フォルメンを描くT・U シュタイナーの線描芸術』『健康な住まいへの道 バウビオロギーとバウエコロジー』、作品に「あらいキンダークリニック」(高崎市)など。

 
2004年3月27日(sat) 19:00〜21:00

■教師たちの抗戦

講師=佐藤 学
1951年生まれ。現在、東京大学大学院教育学研究科教授。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。三重大学助教授などを経て現職。著書に『米国カリキュラム改造史研究』『教育改革をデザインする』など多数。

 
2004年5月15日(sat) 19:00〜21:00

■「平和の理念」と「平和の手法」
「平和国家日本」に暮らす、日本の子どもたちは「平和」な暮らしをしているのでしょうか。日本の子どもは外国の子どもよりも「平和」を感じているのでしょうか。家族の平和、学校の平和、地域の平和があってこそ、国家そして世界の平和が見えてきます。そこに欠かせないのが多文化教育と平和教育です。この教育では、「平和の理念」を超えて「平和の手法」を活かすことから、日常の「平和」を「息」のように感じることを目指します。

講師=金 敬黙 きむ ぎょんむく
1972年東京生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程。現在、日本国際ボランティアセンター(JVC)調査研究担当、恵泉女学院大学非常勤講師(平和研究入門担当
 
2004年7月17日(sat) 19:00〜21:00

■父親そして祖父の立場から見た子どもたち
我が子を育てた時の経験、祖父として孫たちとかかわり合う生活、フォスタープラン制度で、血縁のない「子ども」を持った経験、そして、さまざまな外国の旅や文学作品の中で出会った子どもたちの姿を追う。そして今、北海道で田舎暮らしをしながら、自分が子どもたちに何をしてやれるかということについて考えたい。

講師=小岸 昭
1937年北海道生まれ。京都大学大学院修士課程(独文学専攻)修了。京都大学名誉教授。京大退官後、北海道江別市在住。著書に『スペインを追われたユダヤ人』(ちくま学芸文庫)、『マラーノの系譜』(みすず書房)『離散するユダヤ人』(岩波新書)、『十字架とダビデの星』(NHKブックス)、『世俗宗教としてのナチズム』(ちくま新書)など多数。
特典 ■期間中ワタリウム美術館の展覧会はフリーで御覧頂けます。
■催される他の様々なイベントや講演会に割り引きで参加頂けます。
会費
■入会金/3,000円(初回のみ)
■参加費/年間12,000円(全6回通し)
■振込先 三井住友銀行 青山支店(普)1033281 (名)ワタリウム美術館

お問合せ・お申込先
■ ワタリウム美術館「子どもたちの未来・研究会」事務局  
 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-7-6
 Tel.03−3402−3001 Fax.03−3405−7714
  email:official@watarium.co.jp


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