アートを軸として、旅のベテラン講師の方々を招き、講演会と限定した人数で、講師と旅を楽しむ、そんな会を新しく催け、アートを楽しむ会です。 アート的旅行学 第2回 未知への憧憬が、旅へと立たせ、素敵な旅が終わる頃、人生観まで変わってしまう。私たちは、いろいろな書物、かつての文人たちの紀行文を読むにつけても、旅の奇跡から、新しい人生を知るのです。 2年目を迎える2004年「アート的旅行学」は、ワタリウム美術館ならではの、花、月、そして風を詠いあげる新企画です。 例えば、花では西行を追う。月ではルナティックス空間を遊学します。まだ残っている日本の地域から、何かを見つけることができ、どのように接点出来るか。ワタリウム美術館では、あくまでも現代アートを軸として、旅のベテラン講師の方々をテーマごとに招き、講演会を催します。そして会員たちと、講師と一緒に旅を楽しむ「アート的旅行学2004」です。 |
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2004年3月6日(sat) ■西行桜 西行と言えば、不朽の歌人。京都から吉野へと、草庵の生活のなかで、人生を詠い、桜の季節には必ずよみがえる旅のすがた。武士から法師となった心境をしのびながら、その足跡の今昔を語ってみたい。― 山桜咲きぬと聞きて見にゆかむ人をあらそふ心とどめて。(山家集) 講師=岡田喜秋 1926年東京生まれ。東北大学卒業。JTBに入社し、33歳から12年間「旅」編集長。 1983年から昨年まで横浜商科大学教授、紀行文学者。著書は50冊。 |
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2004年4月10日(sat)、11日(sun) ■旅行京都・吉野 桜吹雪の下で、西行空間を訪ねる。 講師=岡田喜秋 1926年東京生まれ。東北大学卒業。JTBに入社し、33歳から12年間「旅」編集長。 1983年から昨年まで横浜商科大学教授、紀行文学者。著書は50冊。 |
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2004年5月29日(sat) ■「満月」と「雲間の月」の美意識と、草庵・数寄屋の違い 数寄屋に至る過程として、書院座敷の美意識から、茶の湯の言葉をたどりながら、千利休の「わび」の美意識を垣間見ます。 講師=稲次敏郎 1924年京都生まれ。1947年東京美術学校図案科卒業。1988年「建屋と庭園に関する研究」にて日本デザイン学会賞受賞。1995年「建屋と庭園に関係研究」にて勝見勝賞受賞。2002年勲三等瑞宝賞叙勲。現在、東京芸術大学名誉教授。宝塚造形芸術大学名誉教授・理事。専攻 環境デザイン。著書に、『庭園倶楽部』など多数 |
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2004年6月26日(sat) ■ルナティックス 月は自分では光らない。太陽に照らされ反射する。おまけに地球の影を体に受ける。 そのような月を重視して、古来、「月知学」というべき隔絶の知と美の系譜から出来上がってきた。そこに月神信仰からエリザベス朝に及び、ジプシーからデヴィット・ボウイに及ぶ系譜が生じた。しばし、「月に酔う者たち」の話に耽りたい。 講師=松岡正剛 1944年、京都市生まれ。編集工学研究所所長、帝塚山学院大学教授独自の方法的世界観を編集工学として確立、その研究成果を著作・映像・マルチメディア・インターネットなど斬新な手法で発表している。主な著書に、『ルナティックス』『花鳥風月の科学』『フラジャイル』『知の編集工学』『日本流』『山水思想』『遊学』ほか多数。 | |
2004年7月31日(sat) ■月暦を知る 私達は太陽のリズムだけで成る太陽暦の時間を生きていますが、これに対し月のリズムから成る月の暦があります。分かりやすく言うと、私達の誕生日は太陽のリズムの日付けですが、もうひとつ月のリズムの誕生日を誰もがもっています。それを教えてくれるのが月暦(旧暦)ですが、この月暦は月と太陽の両方が分かるように作られています。月暦の成り立ちや有用性を学習しながら、ひいては月のもつ神秘性へと話は及びます。 講師=志賀 勝 1949年生まれ。日本読書新聞編集長を経て、著述業。月やシャーマニズムの研究家。 著書に、『人は月に生かされている』、『魔女の素顔』、『病気は怖くない』等があり、 毎年「月と季節の暦」を制作している。 |
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2004年8月28日(sat)、29日(sun) ■京都・奈良 庭園研修旅行 講師=稲次敏郎 |
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■ワタリウム美術館の一般会員の待遇が 受けられます。 ■ワタリウム美術館が発する、全てのいろいろなニュース、インフォメーションをお送りします。 ■ワタリウム美術館の展覧会を 無料で御覧頂けます。 ■ワタリウム美術館が催す、いろいろな会に割引で参加出来ます。 |
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■有効期間:2005年3月 ■入会金10,000円(ワタリウム美術館サポート会員の方、アート的・旅行学ご継続の方は無料。ワタリウム美術館一般会員の方は半額) ■年会費 13,000円(旅行経費別途) 講演会6回 旅行2回 ■振込先 住友銀行 青山支店(普)1033281 (名)ワタリウム美術館 |
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■ワタリウム美術館「アート的旅行学」事務局 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-7-6 Tel.03−3402−3001 Fax.03−3405−7714 email:official@watarium.co.jp |
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