2006国際シンポジウム |
『茶の本』を英語で書き上げ、日本初の米国でのキュレイターして活躍した岡倉天心。近代化、西欧化路線の限界、終焉、新たな脱近代化文明世界への転向にさしかかりつつある二十世紀の現在に岡倉天心は何を語ってくれるのか? 岡倉天心研究会2004 西洋の人々が定義してきた世界美術史の中に、岡倉天心は東洋美術のコンセプトを定義付ける尽力を果たした。岡倉天心の生涯は、公的な面においても東京美術学校、日本美術院を軸とする伝統日本美術復興再生運動、「東洋の理想」、「茶の本」等による文明批評、文化理念啓蒙活動、アジアの連体独立をめざす運動。私的な面においても、日本から欧米、アジアへ転々とした放浪の歳月、悲劇的な恋愛、晩年の隠棲と風流。きわめて多面的かつスケールの大きなものであり、また様々な矛盾、謎に満ちています。 一世紀を経たにもかかわらず、岡倉天心の今日的である思想を、ワタリウム美術館では求め研究を続け、七年目を迎えることになりました。「岡倉天心・研究会」二千四年の始まりは、法隆寺の高田良信長老様を、お迎えし、法隆寺の復興を、明治の日本人に蘇えらせた岡倉天心の功績をなまに聞けます。また各講師の方々の岡倉天心の新論の発表により、更に充実し、素晴らしい「岡倉天心・研究会」第7回となり、御期待頂けます。 9/24/2004〜12/07/2004 19時 ※変更があった場合、早めにご連絡いたします。 |
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2004年9月24日(fri) ■天心が提唱した法隆寺復興への道 岡倉天心の提唱による法隆寺へ紹介しつつ、前回に引き続いてその時代の法隆寺の秘話などにも触れたい。 講師=高田 良信(法隆寺長老) 1941年奈良県に生まれる。1965年龍谷大学大学院修士課程修了。現在 法隆寺長老。主な著書に、『私の法隆寺案内』、『「法隆寺日記」をひらく』、『法隆寺子院の研究』、『近代法隆寺の歴史』、『法隆寺の謎と秘話』他多数 |
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2004年10月5日(tue) ■岡倉天心と横山大観 師天心の理想とした日本画の近代化に生涯をあげた横山大観の生涯。 講師=横山 隆(財団法人横山大観理事長) 1933年生まれる。1958年慶応技術大学経済学部卒業。1976年財団法人横山大観記念館設立に参画。1989年記念館理事長に就任。 |
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2004年11月9日(tue) ■岡倉覚三と中川忠順、新納忠之助 一岡倉天心から古美術保存を託された二人の後継者中川忠順、新納忠之助は美術師的な学問を行政に生かし、新納忠之助は彫刻技術を仏像修理に生かして、天心の意図を実現して行った。 講師=田邊三郎助(町田市博物館館長) 1931年東京生まれ。東京大学博士課程中退。文化庁文化財保護部美術工芸課、東京国立文化財研究所、国立歴史民俗博物館を経て、武蔵野美術大学名誉教授、町田市博物館館長 |
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2004年12月7日(tue) ■天心と民族文化『白狐』をめぐって 岡倉天心の提唱による法隆寺へ紹介しつつ、前回に引き続いてその時代の法隆寺の秘話などにも触れたい。 講師=大久保喬樹(東京女子大学理学部日本文学学科 教授) 1946年生まれ。東京大学教養学部教養学科フランス科大学院比較文学博士過程を経て、パリ第三大学に学ぶ。現在、東京女子大学日本文学科教授。主な著書に、『岡倉天心』、『風流のヒント』、『見出された「日本」』など。 |
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■ワタリウム美術館の一般会員の待遇が受けられます。 ■ワタリウム美術館が発する、全てのいろいろなニュース、インフォメーションをお送りします。 ■ワタリウム美術館の展覧会を 無料で御覧頂けます。 ■ワタリウム美術館が催す、 いろいろな会に割引で参加出来ます。 ■ワタリウム美術館が企画する旅行に、割引で参加出来ます。 ■(有効期間:2005年3月) |
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■入会金/10,000円(初回のみ) (ワタリウム美術館サポート会員の方、岡倉天心・研究会ご継続の方は無料。ワタリウム美術館一般会員の方は半額) ■会費 後期 8,000円 振込先 住友銀行 青山支店 (普)1033281 (名)ワタリウム美術館 |
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■ワタリウム美術館 「岡倉天心・研究会2004」 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-7-6 Tel.03−3402−3001 Fax.03−3405−7714 email:official@watarium.co.jp |
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