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1991年10月8日(火)〜12月30日(月) ■ボイスを考える部屋 「ヨーゼフ・ボイス展−国境を越えユーラシアへ−」に併せ、美術だけではなく、教育、政治、環境問題などあらゆるジャンルを問わず、絵画、彫刻、音楽、評論、社会運動まどをも対象とした一般公募展を行いました。 選考委員に筑紫哲也氏(ジャーナリスト)、針生一郎氏(美術評論家)、スタニスラフスキ氏(ポーランド・ウッジ美術館・前館長)を迎えました。多くの応募のなかから30人が選出され、週単位でリレー式に展示し、みんなでボイスを考えました。その中からドイツへの往復航空券を大賞とし、アーティスト育成を計ったのでした。 1992年9月10日〜17日 穴水町(石川県) 能登半島の森林や海に育まれている穴水町に、アーティストたちが滞在して、 木を用いてボイスを考えながら制作し、地域の人たちと交流を深めました。 |
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1992年6月12日〜18日 7月10日〜20日 ■ドイツ・カッセル「ドクメンタ9」への旅 4、5年毎に開催され現代美術の動向を示唆する最大級の国際展、「ドクメンタ9」への旅を美術出版社と共催で企画した海外旅行。世界の先端の美術と、それ を取り巻くヨーロッパ、特にドイツの美術状況とあり方を日本の人々に見ていただくことを目的としました。ワタリウム美術館のキュレイターが日本人で初めて 「ドクメンタ9」のスタッフとして参加していたので、くわしく解説を行い、大勢の参加者は世界の現代美術と触れ合うことができました。 |
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1992年11月21日(土)〜23日(月) ■ヤン・フートのキュレイター大学 キュレイターの仕事とは、展覧会のテーマを決め、作家・作品の選考・展示を通じて新しい物語を創り出していくことです。美術館の学芸員、企業の文化担当者などを対象とし、ヤン・フートが3日間にわたり、「ドクメンタ9」の体験をもとに、社会とアートの未来を語り、日本の美術状況に波紋を投げかけました。 |
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1991年5月29日(水) ■現代美術一日大学 ヤン・フートが「視覚の裏側」展での来館を記念した企画。プロ、アマ、国籍を問わず参加できるということで大勢の参加希望者があり、書類で選ばれた100 人のアーティストたちは自分で作品を搬入しました。すべて審査を公開し、フートが100人の作品をストレートに批評しながら、まるで大学のように、アー ティストと一日中語りあうという、今までにない新しい公募展のあり方でした。3つの民放局で取り上げられるなど、大きな影響力により社会に浸透しました。 1991年7月25日〜8月25日 ヤン・フートの目 アルティアム(福岡) |
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1991年5月31日〜6月9日 ■ヤン・フートIN鶴来 −現在美術と街空間− 現代美術一日大学から、さらにヤン・フートが選考した34人の若いアーティストの作品をそのまま、石川県鶴来町に運び、蔵、醸造場、座敷、駅など、数百年の伝統家屋に展示しました。 観客は現代美術と街空間のなかで、それぞれの家を守ってきたおじいさん、おばあさんたちから難解と思われがちな現代美術の説明を受けるという、まったく新しい現代美術・紹介の方法を提示しました。 |
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