WATARI-UM Special Lecture





 




 






5/29/2004〜11/5/2004
金曜日19時

※変更があった場合、早めにご連絡いたします。

講師:小沢朝江(おざわ あさえ)
   重森千青(しげもりちさを)
監修:稲次敏郎
(いなじとしろう)

   
       
         
お問合せ
ワタリウム美術館
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-7-6
Tel.03-3402-3001
Fax.03-3405-7714

e-mail:official@watarium.co.jp
         

新・「庭園倶楽部2004」会員募集

申込方法
参加ご希望の方は、申込書に必要事項をご記入の上郵送、e-mailまたはFAX03-3405-7714にてお申込下さい。なお、同時に、会費を下記の口座にお振込み下さい。
定員になり次第、締め切らせて頂きます。

「庭園倶楽部」会員には、いろいろなニュース、ワタリウム美術館のインフォメーションすべてお送りします。

研修旅行に参加できます。(割引待遇)

会費
入会金 ¥5,000
[ワタリウム美術館サポート会員の方、庭園倶楽部ご継続会員の方は無料。ワタリウム美術館一般会員、岡倉天心・研究会2004会員の方は半額。]

参加費 ¥10,000 
講演会5回+招待1回+旅行  [旅行経費別途]

振込先
三井住友銀行 青山支店 普通口座 No.1621750 庭園倶楽部


招待 5月29日[土] 稲次敏郎
「満月」と「雲間の月」の美意識と、草庵・数寄屋の違い
 
数寄屋に至る過程として、書院座敷の美意識から、茶の湯の言葉をたどりながら、千利休の「わび」の美意識を垣間見ます。  


第1回 6月11日[金] 小沢朝江
寝殿造から書院造へ
 
毛越寺 平泉 住まいの形や使い方が変われば、庭との関わりも変わります。古代から中世へ、住まいの内部空間がどう変化し、空間の性格や使う人の身分がどのように表現されたのかを見てゆきます。  


第2回 7月2日[金]  重森千青
池泉から枯山水庭園の成立へ
 
この承では、池泉庭園と枯山水庭園という、日本庭園の根幹をなす意匠形態の発祥から発達に至るまでのお話しを致します。併せて、日本庭園の起源からの意匠変遷も見ていく事によって、いかに宗教や思想的な背景をもとにしながら自然と共に、日本固有の外部空間が構成されていったかを探ってみます。  


第3回 8月6日[金] 小沢朝江
書院造と数寄屋造
 
近世には2つの住宅様式が成立しました。「格」の表現を重視する書院造、「遊び」の場として軽妙で自由な意匠を用いる数寄屋造。その空間表現の違いや背景を探ります。  


8月28日[土] 29日[日] 稲次敏郎
京都・奈良庭園研修旅行
 
京都―南禅寺、南禅院、天授庵、重森三玲邸、満月寺(琵琶湖)建仁寺、無鄰庵  奈良―唐招提寺、薬師寺、秋篠寺
 


第4回 10月1日[金] 重森千青
観賞の庭、遊びの庭
 
日本庭園は時代背景を基に建物の意匠変遷と共に、様式が分類されて確立されていきましたが、ここではその庭園の様式を分けながら、鑑賞や接し方についての変遷を見ていきます。  


第5回 11月5日[金]  小沢朝江  重森千青
茶室と露地
 

日本庭園の歴史は、大陸からの宗教観や思想、自然観などに基づいて作庭されてきましたが、近世になって完成・確立された茶湯によって、初めて日本固有の外部空間が完成されたといえます。この近世以降に発達し、現在に至るまで大きな影響力を持った建物と外部空間について、建築と庭園の立場から同時に考察してゆきます。