イタリアのレッジョ・エミリア市で自薦されている幼児教育は、第二次世界大戦後、市民が中心になり、「自分たちの学校」として創設され。現在「もっとも優れた教育」としてニューズウィーク紙などで紹介され世界中に広がっています。 ワタリウム美術館では、2001年「子どもたちの100の言葉」、2011年「驚くべき学びの世界」展を開催し継続的にレッジョの教育実践を紹介しています。
レッジョ・アプローチの大きな特徴の一つにすべての幼児施設に「アトリエリスタ」と呼ばれる芸術の専門家が配置され、様々な素材を活用したプロジェクトが実践されています。このプログラムは第一線でワークショップを実践しているアーティストや専門家によって実際のワークショップなどを体験して、アトリエリスタを養成するコースです。 3泊(10月16ー19日)のイタリア、レッジョ・エミリアを訪ねて、理論講座、レッジョのパタゴジスタやアトリエリスタと共に幼児施設券なども含まれた本格的な養成講座です。
1988年に世界数十カ国で開催された「子どもたちの100の言葉」。2001年にワタリウム美術館で始めて日本に展覧会とこのカタログが紹介されました。 長らく絶版となりインターネットで高額なプレミア書籍としてなっておりました。翻訳者の修正、新たな画像と佐藤学氏の前書きを追加して10月末に再版予定。 レッジョ・アプローチの創始者マラグッツィの基本理念であるこどもたちは生まれながらに100の言葉を持っているというコンセプトから入り、初期のこどもたちとの永きに渡るプロジェクトが紹介されている基本書籍。
レッジョ・アプローチをいち早く日本で紹介した佐藤学(学習院大学教授・東京大学名誉教授)と秋田喜代美(東京大学教授)の講演会とシンポジウムを11月3日に開催致します。 日本でのレッジョ・アプローチの世界での広がりと日本での広がり方や日本での問題点などを検証します。後半ではディスカッションを予定。