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GAME OVER


Tsuyoshi Ozawa ● 小沢剛 

1965年東京生まれ、東京芸術大学大学院修了。1989年以来地蔵を風景とともに撮影する『地蔵イング』を継続。1993年には牛乳箱型移動式画廊『なすび画廊』を開設し世界を巡回した。茶室のかわりにテントを張ってミルクをいただく『ミルク道』、人と相談しながら作品を制作する『相談芸術』などを標傍、ユニークな活動を続けている。 協力:オオタファインアーツ


Sadaharu Horio ● 堀尾貞治 

1939年神戸生まれ。吉原治良に師事。布や石、材木など身近な廃物を用いた作品やパフォーマンスを通じ、日常生活にアートを取り込む活動をエネルギッシュに展開。六〇年代以降アートスペース虹(京都)や信濃橋画廊(大阪)など全国の画廊で個展を開催、また京都アンデパンダン展や『アート・ナウ』など多くのグループ展にも参加。


Hiroyuki Oki ● 大木裕之

1964年生まれ。東京大学工学部建築学科卒。ワーク・イン・プログロス傾向の映像を制作する映像作家。
監督作品:『遊泳禁止』(1990年度イメージフォーラム・フェスティバル審査員特別賞受賞)など。作品は他にバンクーバー国際映画祭、ロッテルダム国際映画祭、ニューヨーク・レズ&ゲイ映画祭、ポンピドゥーセンターなどで招待/上映されている。

John Duncan ● ジョン・ダンカン

1953年生まれ。70年代に画家としてデビュー、その後パフォーマンスや音楽活動などさまざまな分野で活躍。『スケアー』『バス・ライド』(1976)『ブラインド・デート』(1980)『メイズ』(1996)などのパフォーマンスを通じて人間の感情の変化に着目、偏見や怖れを抱くことなく人間そのものに対する疑問をストレートに投げかけている。今回は美術館近くのアパートの一室でパフォーマンス+インスタレーションを予定している。

Kyupi Kyupi ● キュピキュピ
1996年、京都の石橋義正を中心に結成された四人組。ノスタルジックな歌謡ライブ調のビデオ、パフォーマンスを中心に活動。
展覧会:『どないやねん』(1998 パリ)『身体の夢』(1999 京都国立近代美術館、東京都現代美術館)『GENERATION Z』(1999 PS1、ニューヨーク)『演歌マニアライブ』(1999 カフェアンデパンダン、京都)など

Public Movies: Arto Lindsay, David Hammons, MasamiMizuguchi
 ● パブリック・ムービーズ:
アート・リンゼイ、デヴィッド・ハモンズ、水口政美 

1998年アート・リンゼイがリスボン世界博で「音の彫刻」をテーマにミュージック・シリーズをキュレート。『パブリック・ムービーズ』はニューヨーク在住の水口政美を中心にリンゼイが協力参加したドキュメンタリービデオ。冒頭に登場するのは黒人アーティストの求心的存在のハモンズ。今回はこの映像をもとに外光を入れたままの部屋にフロッタージュシーンをインスタレーションする予定。

20471120: Masahiro Nakagawa ● 中川正博 

1994年にファッションブランド『20471120』を立ち上げ、浅草花やしき、また木下サーカスとジョイントしたショーを開催し話題を集める。今回は『東京リサイクルCOLLECTION』の一環として『東京リサイクル装置』『NAKAGAWA SOUCHI』を発表する。

Navin Rawanchaikul ● ナウィン・ラワンチャイクン

タイ生まれ。ローカルコミュニティに分け入ってバク進し続ける異色のアーティスト。ヨーロッパでも広く知られ、現在のアジア代表作家として現代アートの一翼をになう。今回は美術館の外壁に五十カ国のタクシーライトを明滅させる。

 ● 近代芸術集団 

ヒロ杉山(1962)谷田一郎(1965)の二人により1987年に結成。パフォーマンスやペインティング、映像や出版まで幅広く活動。1989年、渋谷で広告用ビルボードを使って熊の着ぐるみ作品『BEAR BEAR』を発表。1992年、霊魂/心霊現象をテーマに『GEIST』展をデザインセンターで開催、これを期に二人は精神世界へ突入する。1997年、映像作品『ビジュアル・コラージュ』を発表。


Tatsuo Miyajima ● 宮島達男 

1957年東京生まれ、東京芸術大学大学院美学研究科修了。1987年「1.それは永遠に続く 2.それは変化し続ける 3.それはあらゆるものと関係をむすぶ」という一文を発表、その後デジタルカウンターを使用した作品を主体に国内外で活動を続ける。今回はデジタルカウンター以前から継続していたパフォーマンスに焦点をあて、記録映像を公開する。 協力:フジテレビギャラリー

THE BITERS ● バイターズ

1998年に結成された、それぞれがセックスワーカーである三人組。パフォーマンス、ビデオによる活動を展開しながら国際エイズ会議への出席などを通じてセックスワーカーの権利保護活動を行う。
展覧会:『どないやねん』(1998 パリ)『バイターズ:売女の休日』(1999 オオタファインアーツ、東京)

Yoshimasa Ishibashi ● 石橋義正 

1968年京都市生まれ、ロイヤル・カレッジ・オブ・アート映画科に交換留学後、京都市立美術大学大学院修了。ヤノベケンジ、曽根裕らのビデオ映像を多数制作。監督作品『狂わせたいの』(16mm映画、ストックホルム映画祭正式出品作、1997)は劇場用に制作された白黒作品で、シュールな映像とともにお笑いやノスタルジーが詰め込まれた話題作。



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