ワークショップ+レクチャー 1999 |
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9月9日(木)19:00〜21:00 講師 隈 研吾 氏(建築家) 「自分だけの景色」講演 |
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「みんなのアート」が解体し、一人一人が「僕だけのアート」を見つけ始めたのである。町の景色は何も変わっていない。しかし、その中に、無数の「僕だけのアート」が埋め込まれる時代が、もう始まっている。(朝日新聞 1999年6月12日夕刊より)自然と技術を媒介とする「建築の消去」を唱え、ランドスケープ、マルチメディアと建築との一体化を追求している。 |
9月16日(木)19:00〜21:00 講師 武者利光 氏 (株)ゆらぎ研究所/(株)脳機能研究所・代表 東京工業大学名誉教授 理学博士 「心とゆらぎ」レクチャーワークショップ |
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トランジスタや半導体の中に現れる「ノイズ」(雑音)の研究からスタートし、自然現象の中に普遍的に観測される一定のノイズに注目、それを1/fゆらぎと名付けます。これらがある種の快楽をよびおこすことから、美しさの源泉が「乱れている」あるいは「ゆらいでいる」ことと深く関わることがわかってきました。 今回は、この研究を続けておられる武者氏のお話と脳波から感性を測定するワークショップを実施します。 |
9月30日(木)19:00〜21:00 講師 多木浩二 氏(哲学者) 「本の庭園」レクチャー |
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書物を書くというのは、自分の書いた言葉が、見知らぬ人の書いた無数の書物の上にひろがっていくことができればいい、と思うことである。同じことだが、自分の書いた書物の下には、すでに書かれた無数の過去の書物が地層をなして横たわっている。むしろまだ書かれていないすべての書物が形成する空間のなかで、未知の書物との関係えお介してみずからを構成する。まだ分からない世界に向かって歩き始めること、それが書物という庭園の散策である。 |
お問い合わせ・お申込はワタリウム美術館 TEL : 03-3402-3001 |
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