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ボロボロ ドロドロ展示english
会期

2006年10月14日(sat)−2007年1月28日(sun)
開館時間11:00〜19:00
 *毎週水曜日は21:00まで延長
休館日:月曜日
(但し12月4日、11日、18日、25日と1月8日(祝)は開館)
12月31日ー1月3日まで年末年始は休館

入館料 入場料:大人1,000円 学生800円(25歳以下)
(期間中、何度も使えるパスポート制)
主催 ワタリウム美術館
参加アーティスト 河井美咲(日本、アメリカ在)
テイラー・マッキメンス(アメリカ)
協賛 株式会社資生堂
展示内容プロフィール作品イベント
展示内容 exhibition▲PAGE TOP
古いもの、
ボロボロなもの、
溶けるもの、
今にも崩れそうなもの、
つぶれちゃったもの、
私たちのまわりには、
ステキなものがたくさんある。
河井美咲

幼稚園の頃、砂場で大きな山を作った。
これ以上高くできないと思ったら、
今度は穴を掘り、反対側からも掘り始める。
2つの穴がつながると、水を流して川を作る。
そして、道をつくり 最後には町ができあがってくる。
もうその手は「どろどろ」

ワタリウム美術館では、ニューヨークのブルックリンで制作活動を続けている二人のアーティスト、河井美咲(1978年、大阪生まれ)とテイラー・マッキメンス(1976年、カルフォルニア生まれ)の展覧会『ボロボロ ドロドロ展 帰ってきた日本のサブ・カルチャー』を開催致します。
しばらく元気のなかった米国アート・シーンですが、バリー・マッギーを筆頭にストリート・サブ・カルチャー系の作家達の活躍が目につき始めています。
彼らは「サイケ」や日本の「マンガ」を幼児期に体験してきた世代でした。
今回の二人、河井とテイラーはこのバリーたちを見て、さらに次のムーブメントを予感させる動きを見せています。

河井美咲は、京都芸術短期大学を卒業後、トルコ、ネパール、タイヘ旅行、現在はニューヨークを活動の拠点にしている。彼女は、膨大な数のわら半紙のドローイング、布や切り絵を使った立体的なもの、ふわふわの綿や布を素材にした巨大な立体物を作り、「ぼろぼろ」の河井ワールドを展示スペースいっぱいに展開する。このふわふわの素材感は彼女が小さいころ母親に作ってもらった人形の記憶なのか、それともネパールやタイで見た安い民芸品のせいなのか。空間をのびのびと使うインスタレーションは、建築家である父親の影響だろうか。河井の制作のベースであるシンプルな平面のドローイングの線の中にも、立体のフワフワ感がしみ込んで、独特の柔らかさを持っている。

テイラー・マッキメンスは、日本人よりも日本のサブ・カルチャーを知り、それをアートの文脈のなかへ取り込んでいきます。それは彼にとっては、私たち日本人が、40年前ディズニーやポパイを見たとき、新鮮で嬉しい世界をみたのときっと似た感動だったのでしょう。彼の作品は、紙にマーカーで書いたものを切り取って立体的に配置します。一見「ドロドロ」として汚いものかと思って近づくと、その美しい色と仕上げに驚かされます。一見シンプルで手のかかっていないものかと見ると、それは細密画みたいな中年男のすね毛だったり、疑いのない完全な立体に見えるものが、実は折り紙のような反立体のサボテンだったり。テイラーの作品は、いつでもこちらの予想をくつがえしていきます。

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プロフィール profile▲PAGE TOP

河井美咲 Misaki Kawai
1978年生まれ、大阪で育つ。99年京都芸術短期大学卒業。P.S.1 Moma, Deitch Projectなど、アメリカ、ヨーロッパで作品を発表し、現在はNY在住。

テイラー・マッキメンス Taylor Mckimens
1976年生まれ、カリフォルニア州のメキシコとの国境にある小さな砂漠の町で育つ。 P.S.1 Moma, Deitch Project、2003年、個展"Day Old Bread" (クレメンタイン・ギャラリー、N.Y.C.)などで作品を発表。現在はNY在住。

作品 work of art▲PAGE TOP

河井美咲
河井美咲
河井美咲
河井美咲
河井美咲

河井美咲



テイラー・マッキメンス
テイラー・マッキメンス
テイラー・マッキメンス
テイラー・マッキメンス
テイラー・マッキメンス





ワークショップ workshop▲PAGE TOP
河井美咲+テイラー・マッキメンズ キュレーション 展覧会&ドローイング・パーティ
日米・ヘタうま&アンダーグランド・サミット展


◎展示
彼らの選んだ日米のアーチストたちで、2週間ごと数名の作品をカフェとB1ブックショップの壁に展示してゆきます。それぞれ、特につながりがありそうなアーティストを同じグループにしました。これは、今のアート界において日本で起こっている事と、アメリカで起こっている事に強いつながりがあることを観客に感じてもらうためでもあります。

第一期 10/13 - 10/26 「ヘタうま」グループ
 ドナルド・バチュラー
 湯村輝彦(King Terry)
 ベン・ジョーンズ
 クリス・ジョハンソン
 蛭子能収
 エイミー・ロックハート
 花くまゆうさく
 ブライアン・ベロット
 マー関口

第二期 10/27 - 11/09 「ヘンテコポップ&サイケデリック」グループ
 スージー甘金
 マット・ライネス
 友沢ミミヨ
 ジェイムス・フランクリン
 ペーパー・ラッド
 キクチヒロノリ
 グンジ・ユウスケ
 ヒシャム・バルーチャ
 横山裕一

第三期 11/10 - 11/23 「パンク&ビジュアルノイズ」グループ
 ゲイリー・パンター
 トレントン・ドイル・ハンコック
 漫画太郎
 ブライアン・チッペンデール
 C.F.
 根本敬
 五木田智央
 ジョー・グリロ
 後藤友香


◎ドローイング・パーティ

驚きのメンツが繰り広げる、夢のライブ・ドローイング旨い、早い、安い、の日米ヘタうま&アンダーグランドALL STAR頂上決戦
「日米・ヘタうま&アンダーグランドサミット」展に参加してくれるアーティストたちと美咲&テイラーのドローイングパーティを開催。参加アーティストが一枚の紙で「まわし描き」を行うというライブ・ドローイング大会です。迸るエナジー、飛び散る火花。ア−ティスト、クリエイタ−志望の諸君は必見。

ドローイング・パーティ スケジュール
第一回:10/14(SAT.)
第二回:10/28(SAT.)
第三回:11/11(SAT.)

会場=B1ブックショップ
時間=20:00 - 22:00
入場料:各回1.500円(3回通し券:3.500円)ワンドリンク付き
チケット購入・問い合わせ:オン・サンデーズ TEL:03-3470-1424

限定出版『日米・ヘタうま&アンダーグランドサミット白書』
全参加作家の「ヘタうま(一部ウマうま)」作品をどこよりもはやくコピーし制作される予定のホッチキス留め・手作りアート本。「日米ヘタうまサミット」の全てがここに。永久保存版。会期中発売予定。予価2.000円。限定100部


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美咲とテイラーによるスライド・レクチャー
Neo American Underground Artists

ボロボロ ドロドロ展オープニング・トークとして、美咲とテイラーがアメリカで活躍する作家をスライドで紹介します。
2006年10月14日(土)17:00-18:00
会場:ワタリウム美術館
*「ボロボロ ドロドロ展」入場チケットにて御参加頂けます(要予約)。
問合:ワタリウム美術館 Tel:03-3402-3001


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ワタリウム美術館
〒150-0001
東京都渋谷区神宮前3-7-6
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tel:03-3402-3001
fax:03-3405-7714
e-mail: official@watarium.co.jp