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フェデリコ・エレーロ展 Live Surfaces
参加作家 フェデリコ・エレーロ
会期 2005年10月29日(sat)−2006年2月26(sun)
開館時間11:00〜19:00 *毎週水曜日は21:00まで延長
休館日:月曜日 *(但し12月5日、12日,19日,26日と1月9日(祝) は開館)12月31日〜1月4日まで年末年始は休館
入館料 入場料:大人1,000円 学生800円(25歳以下)
(期間中、何度も使えるパスポート制チケット)
助成 資生堂
展示内容プロフィールイベントワークショップ
展示内容 exhibition▲PAGE TOP
フェデリコ・エレーロ(1978年、コスタリカ、サンホセ生まれ)の作品が、世界のアートシーンに、登場したのは、2001年のベニス・ビエンナーレ。それは、廃虚に置かれた巨大な動物のペインティングでした。「何故こんなところに絵があるのか?」「まるでジャングルのなかの象?」 この作品は、ベニス・ビエンナーレ特別新人賞を受賞しました。

その後、彼は、各国で開催された多くの国際展やビエンナーレに参加し、2005年、愛知万博に招待され、「ワールド・マップ」という4つの世界地図を描いた池を発表しました。この絵画作品は、環境と水をテーマに描かれ、さらに、観客がじゃぶじゃぶと池(作品)に入り、自由に国境を超えて旅することができる「遊び場」という新しい機能を持っていました。

フェデリコ・エレーロは、今回の展覧会で、ぺインターという自分の役割を考えたいと言います。この「ライブ・サーフェス」というタイトルには、キャンパスを抜け出したペインティングが、建物の壁やさまざまな物体のサーフェス(表面)に移り、そこに新たな命を吹き込み、社会において別の機能を持つようになるという、彼の希望が込められています。
2階展示室 >>
A Growing Wall Painting
ウォール・ペインティングが展覧会オープン後も描き続けられる。
中央の3階展示室 >>
AMACARIO
休憩とレジャーのための場所。
道路標識のラインが描かれ、コスタリカ風ハンモックがかかっている。
4階展示室 >>
Painting Room
キャンバスのペインティング制作や、
子どものためのワークショップの場所。

他の展示 >>
エレベーターがスイミング・プールのペインティングで覆われるなど、会場以外での展示も行われる。
プロフィール profile▲PAGE TOP
フェデリコ・エレーロ Federico Herrero>>
1978年コスタリカ、サンホセ生まれ。1996年ヴィリタス大学(サンホセ)にて建築、97-98年イスパノアメリカ−ナ大学(エレディア)にて教育、99-2001年プラットインスティテュート(ニューヨーク)にて絵画を学ぶ。

     主な展覧会
2001年 第49回ヴェネチア・ビエンナーレで特別新人賞受賞。
2003年 第1回プラハ・ビエンナーレ、第8回ハバナ・ビエンナーレ。
2004年 AITのレジデンス・プログラムで東京で滞在中、ワタリウム美術館「エンプティ・ガーデン2展」に参加。第1回セビリア・ビエンナーレ。
2005年 愛・地球博アート・プログラム。
 
イベント event▲PAGE TOP
オープニング・イベント>>

コスタリカから来日したフェデリコ・エレーロが本展のプロジェクトを中心に、新しいペインティングの役割について語ります。

日時: 10月28日(金) 18:00-19:00
10月29日(土) 18:00-19:00

出演: フェデリコ・エレーロ
会場: ワタリウム美術館 2F
参加費: 1500円(ワン・ドリンク付)

*事前の申し込みが必要です。
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オープニング・レセプションにかえて
壁画完成パーティー 「フェデリコ祭り」 >>

日時: 11月25日(金)19:00-20:30

「フェデリコ・エレーロ展」は、展覧会の公開初日10月29日から制作がスタートし、そのプロセスを見ていただく作品がございます。およそ1ヶ月掛けて作られるこれら大掛かりな壁画や屋外作品のお披露目として、上記の日程にて、特別パーティー「フェデリコ祭り」を行います。どうぞ御出席賜りますよう、お待ちいたしております。

出演:フェデリコ・エレーロ
会場:ワタリウム美術館2F
参加費:1500円(要予約)

*事前の申し込みが必要です。
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フェデリコ展7回シリーズ講演会 >>

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第1回:11月17日(木)
「池の底に描かれた世界地図」

2005年、フェデリコ・エレーロは、「愛・地球博」のアートプログラムとして、パビリオンの集まった会場の中央にある池の底面に「World Map」を描きました。ひとつの池には大気汚染や地球温暖化、人口増加などオーバーヒートしている世界の地図を描き、別の池には、現状の地球の姿と、海水に浸食されるであろう未来の地球の地形が表されていました。

講師:山本コウタロー + フェデリコエレーロ
1948年東京生まれ。フォークシンガー・白鴎大学経営学部教授。一橋大学在学中、ソルティーシュガーの「走れコウタロー」がヒット。卒業の翌年、山本コウタローとウィークエンドの「岬めぐり」がヒット。以後、TVの司会、コメンテーター、ラジオDJの他、地球環境問題、平和問題、農業問題、女性社会参画等の講演会を中心に活動。


第2回:11月24日(木)
「コスタ・リカ 緑深き森へ遊学行」

フェデリコ・エレーロはコスタ・リカから、突然、欧米の大きな国際展に登場し、アート界を驚かせました。彼が描く風景には不思議な力があります。幻の鳥、ケツアールの生息する森、多くの植物が生きる「中米の花園」、コスタ・リカ。この国を実際に足で歩かれ、すっかり魅了されたという今井通子氏を招き、自然、人、社会、共生の知恵など、コスタ・リカの魅力と不思議についてお話し頂きます。

講師:今井 通子
+ フェデリコエレーロ
1942年東京生まれ京生まれ。登山家。医学博士。71年、女性として世界で初めて欧州三大北壁完登者となる。現在、東京女子医科大学付属病院腎総合医療センター泌尿器科非常勤講師。TVのコメンテーターとしても活躍。著書に『私の北壁』『山は私の学校だった』『自然流おいしい食事』他多数。


第3回: 2006年 1月10日(火)
「場所の再生」

都心の摩天楼や郊外の住宅群。流動する生活を凍結し周囲の環境を圧倒する『勝つ建築は』、その強さゆえに人々に疎まれはじめた。建築はもっと弱く柔らかくなれないのか。
「負ける建築」は、環境を優先し、場所を優先する建築である。場所の歴史、文化、素材を大事にする建築である。(著書『負ける建築』より)。未来の建築論と、最近の活動などをあわせて、お話し頂きます。

講師:隈 研吾(建築家) 
1954年横浜生まれ。建築家。79年東京大学建築学科大学院修了。85年〜86年、コロンビア大学建築・都市計画学科客員研究員を経て、現在、隈研吾建築都市設計事務所主宰。慶應義塾大学理工学部教授。代表作に「亀老山展望台」「森舞台/宮城県登米町伝統芸能伝承館」
「馬頭町広重美術館」「石の美術館」など。著書に『10宅論』『建築的欲望の終焉』『反オブジェクト』『負ける建築』他多数。







第4回:2006年1月17日(火)
「なぜ、この企業に惹かれるのか」 -企業と芸術の関わり-

2005年10月、川島蓉子氏(伊藤忠ファッションシステム株)による『なぜ、この企業に惹かれるのか』が潟Aスコムから発刊された。魅力的な商品づくりには、企業と人に秘密があった、と著者は述べている。このレクチャーでは、そこで取り上げられた企業の一社である資生堂を事例に、創業から133年におよぶ企業が追求してきた経営スタイルと文化、そこにみられる企業と芸術の関わりなどについて、講師の90年代の企業文化部での体験などもまじえて語る。

講師:柿崎孝夫
1944年横浜生まれ。67年に立教大学を卒業後、株式会社資生堂に入社。94年に企業文化部長、05年から執行役員(企業文化・広報・宣伝担当)兼宣伝部長、現在に至る。97年から企業文化・企業メセナについて東京純心女子大学、埼玉大学大学院、京都橘大学で教えている。


第5回:2006年11月19日(木)
「南米のアート "プエルトリコ04"」

現在、最もホットなアートの発信地として注目が集まる中南米、メキシコ、ブラジル、コスタリカ、などのアートシーンを知る貴重な講演です。

講師:ミッチー・マルスアス Michy Marxuach (キュレイター)
フェデリコ・エレーロはミッチー・マルスアチを、世界で最も過激で未来のアートを見せるキュレーターと評した。プエルトリコ美術館をはじめ、サンファンの町の多くの家をアーティストが改築するプロジェクトをローカル・コミュニティと実施した「プエルトリコ04」は展覧会の枠を超えた。現在、プエルトリコ在住、インディペンデント・キュレーターとして世界各地で活躍中。


第6回:2006年1月20日(金)
「フェデリコ・エレーロの作品について」

フェデリコの作品を最も身近でみつめてきたキュレーターが、そのバックグラウンドやこれまでのフェデリコの作品についてを語ります。

講師:ミッチー・マルスアス Michy Marxuach (キュレイター)

第5回説明参照


第7回:2006年2月 7日(火)
「アーティストと政治」

芸術や音楽のメッセージは時空を超えて、人々の心に直接響く。すばらしい作品に出会う前と、出会った後では、自分を取りまく世界の風景が異なって感じられるようになった経験が誰しもあるだろう。一方、政治はどうだろうか。政治家の言葉は人々の心に届いているのだろうか。時としてひとつの国やひとつの民族の運命さえも狂わしてしまうほどの強い影響をあたえる政治。

政治はアートなのか?それとも世の中を動かすメカニズムにすぎないのか?政治家とは俗物なのか?それともアーティストであるべきなのか?

講師:山本一太 (政治家)
1958年群馬県草津町生まれ。中央大学卒。ジョージタウン大院修了。国際協力事業団、国連開発計画ニューヨーク本部勤務。95年父、参議院議員山本富雄元農水大臣の急逝を受け第17回参院選に立候補し当選。99年小渕・森内閣で外務政務次官。01年第19回参院選にて再選。03年参院外交防衛委員長。現在、自民党遊説局長。
ワークショップ workshop▲PAGE TOP
子供ワークショップ>>

アート・一日幼稚園特別編
フェデリコ・エレーロと一緒に絵を書きます。

日時: 11月6日(日) 10:30-12:00
講師: フェデリコ・エレーロ
対象: 3歳〜10歳の子ども(3歳〜6歳のお子様は親御さんのご同伴をお願いします)
会場: ワタリウム美術館 4F
参加費: 2000円(アート・一日幼稚園2005年、小学校2005年会員の方は1,500円)
お申し込みはこちらから
 
*事前の申し込みが必要です。申し込みや詳細の問い合わせは、ワタリウム美術館(電話03-3402-3001、e-mail official@watarium.co.jp)まで御連絡下さい。振込先:三井住友銀行 青山支店 (普)1033281 (名)ワタリウム美術館
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